糖尿病は怖い病気?/糖尿病との付き合い方

痛くないから悪化する

痛みが無いまま末期に達する『すい臓がん』がサイレントキラーと言われるように、糖尿病も同じすい臓で問題が発生します。『糖尿病の気がある』から約15年。ほうっておけば悪化の一途。それまでのすべてが後悔にかわります。



すい臓は痛みを感じない臓器

初期の糖尿病の人は、血糖値を下げるインスリンなどのホルモン分泌の役割を持つ『すい臓』が弱っています。

すい臓が弱っているだけなら、回復させればいいじゃないかって思う人もいるかもしれませんが、

すい臓が弱っているなんて誰も気づきません。

例として、痛みが無いまま末期に達する『すい臓がん』がサイレントキラーと言われていますが、糖尿病も同じすい臓で問題が発生します。『糖尿病の気がある』といわれた人が『すい臓をいたわらないと』って思うのかは甚だ疑問です。

ましてや、『糖尿病ってなんだろう?』でも触れたとおり、日本人は人種自体が『糖尿病』に弱いのに、いくらかの食事制限で良くなるはずもなく、弱ったすい臓はさらに弱る一方で、やがて機能停止します。

『まだまだ気を付けていれば大丈夫』なんて考えて、それから約15年。それまでのすべてが後悔にかわります。

既に回復できないくらい壊れている

そもそも『糖尿病の気がある』と言われる前から、すい臓は回復できないくらいに壊れだしています。痛くも痒くもなく、誰も気づかぬうちに。

その結果が全国2,210万人の糖尿病人口をあらわしています。

原因は患者本人だけじゃない

さて、糖尿病が悪化するのには別の理由もあります。

内科医の問題です。多くの内科のお医者さんは、糖尿病を正しく理解していません。

『血糖値が高いから血糖値を抑える薬を出す』とか『血糖値が上がらない食事をすすめる』とか、とにかく血糖値に注目しすぎて他には何もしてくれません。

糖尿病と食事の関係』で詳しく説明しますが、そもそも食事療法で食べる食事そのものが間違って出されている可能性も多く、結果的に重大な合併症を発病してしまうことになります。

『糖尿病の気がある』の状態から、まじめに食事制限を受けていても薬を飲むようになったとか、インスリンの注射をするようになったとかいう人がいればほとんどこれが原因で、こうなる人がほとんどだと思います。

もちろん、違う病院行っても似たような処方されていまうので逃げ場がないわけですが。それでもセカンドオピニオンくらいは受けたほうが良いでしょうね。




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