糖尿病は怖い病気?/糖尿病との付き合い方

真に怖いのは合併症

神経障害、失明、糖尿病性腎症、足壊疽など、、これらは『糖尿病の症状』ではなく、糖尿病の合併症です。ここで大事なことはつまり、合併症さえ引き起こさなければ、あなたは一生『糖尿病の気がある』人でいられます。



糖尿病って結局どうなるの?

いろいろ糖尿病やその原因について説明してきましたが、じゃぁ糖尿病って結局どうなるの?っていう人が多いかもしれません。

たしかに、『血糖値が高いだけ』の人なので、『糖尿病で死ぬ人』はほとんどいません。では、何が怖いのかといいますと、、、

それは、合併症です。

重大なものとして、「糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症」というのがありますが、手っ取り早く言えば、初期の症状は、「手足の痺れ・視力の低下・むくみ」など、一見して加齢の症状とにているものが多いせいで、これらが糖尿病由来のものであると思わないのが怖いところでもあります。

お医者さんは、手足の痺れにはそれ用の薬を出して、視力の低下にもそれなりの薬を出して、むくみにも・・・
そんなこんなで病状は悪化して、やがて、失明して足が壊疽で切断しなきゃならなくなって、腎不全になって人口透析をするも2ヶ月で死亡…なんてことになるわけです。

間違った治療だから患者が増える

糖尿病は先に説明したとおり、とても症状がわかりにくい病気です。そのせいもあって合併症の初期症状だけに着目してしまうお医者さんも多いのが現状です。

要するに、合併症は糖尿病によって進行しているのに、合併症だけを治療したり進行を遅らせるやり方というのも少々マズいですよね。

絶対に合併症を発病させないこと

一生治らない糖尿病ですが、だからこそ、最も重要なことは『絶対に合併症を発病させないこと』であって、それさえできていれば『一生血糖値が高い人』でいられるわけです。

ちなみに、糖尿病性腎症を患う人は毎年約10万人以上失明する人は毎年約3千人だそうですよ。多いと見るか少ないと見るかはおまかせしますが、治療を受けてもこんな数字になってしまうのが現状だということは理解しておいてください。




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